会場|浦安市民プラザWave101
市民ギャラリー1・2・3 (新浦安駅徒歩5分)
入場無料
とりあえずぶらぶら歩いてみることから始めました。
30人あまりの受講生等にとって、これまで関わりのないまち「浦安」
漁師町として古くから栄えた趣のある街並みと、その先に整列する団地やマンション。
旧江戸川から寄り道をするように流れる境川。
川にまたがる水門、短い橋、ポンプ場。
つい最近まで賑わいのあった銭湯や魚市場の跡。
そして、声をかける前に声をかけてくれた浦安の人たち。
慌ててカメラやマイクを向けるが、
そのときめく“今”の出会いを記録することはできなかった。
撮影する映像や音は、もう“過去”のものとして目の前を流れていく。
流れていく声に手をかざし、その音に耳をすます。
「浦安」という「他者」との向き合い方に戸惑いながらも、
流れ出すあたたかなまちの声を拾い集め、それを繰り返し聴くことで、
ついに自分との接点を見つけ出します。
そうやって、7つのドキュメンタリーが始まりました。
森内康博(本展監修・東京藝術大学非常勤講師・映像作家)
流れる、水の声
上映作品
制作指導・本展監修
1985年生まれ。映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表。
らくだスタジオプロデュースによるドキュメンタリー映画の制作や、CM・PV・アートプロジェクトの記録映像、また大学研究機関との映像アーカイブに携わる。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材としたドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』(2016年)監督
東京都美術館 企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」にて映像インスタレーション『Making of BENTO』(2018年)展示
電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」(2018年)プロデューサー
旧神奈川県立近代美術館 鎌倉の改修工事の記録「再生される白い建物ー 改修工事の軌跡 2017-2019」(2019年)監督
藤沢市湘南台文化センターこども館30周年記念事業 市民映像制作「SFショートムービー(プラネタリウム上映)」(2019年)企画、監修