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堀江ドッグ
コンセプト

​とりあえずぶらぶら歩いてみることから始めました。
30人あまりの受講生等にとって、これまで関わりのないまち「浦安」

漁師町として古くから栄えた趣のある街並みと、その先に整列する団地やマンション。
旧江戸川から寄り道をするように流れる境川。

川にまたがる水門、短い橋、ポンプ場。
つい最近まで賑わいのあった銭湯や魚市場の跡。

そして、声をかける前に声をかけてくれた浦安の人たち。

慌ててカメラやマイクを向けるが、

そのときめく“今”の出会いを記録することはできなかった。
撮影する映像や音は、もう“過去”のものとして目の前を流れていく。
流れていく声に手をかざし、その音に耳をすます。

「浦安」という「他者」との向き合い方に戸惑いながらも、
流れ出すあたたかなまちの声を拾い集め、それを繰り返し聴くことで、

ついに自分との接点を見つけ出します。

そうやって、7つのドキュメンタリーが始まりました。

森内康博(本展監修・東京藝術大学非常勤講師・映像作家)

​流れる、水の声

つり船 岩田屋

​上映作品

上映作品

​企画・制作

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東京藝術大学DOOR | Diversity on the Arts Project

日比野克彦(現代美術家・東京藝術大学長)がディレクターを務め、「福祉と芸術」をテーマに社会人と藝大生が一緒に学んでいます。アートと福祉が滲みあうフィールドをお互いの作用において拡張しながら、体系的かつユニークなカリキュラムを展開しています。

企画・制作

​ドキュメンタリー映像演習

映像に触れることが初めての受講生でも映像制作・ドキュメンタリー技法を基礎から学び、基本的な映像メディアを扱えることを目標としています。テーマにそって、グループで映像制作をし、授業最終には上映会をします。ドキュメンタリー映像の技法を学ぶだけでなく、制作プロセスを介し、映像のリテラシー=多様な人々との関わり方、振る舞い方をとらえることを目指します。

今年度はフィールドを浦安市とし、「水」をテーマに撮影を行いました。

東京藝大 授業風景
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制作指導・本展監修

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森内康博(東京藝術大学非常勤講師・映像作家)

1985年生まれ。映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表。
らくだスタジオプロデュースによるドキュメンタリー映画の制作や、CM・PV・アートプロジェクトの記録映像、また大学研究機関との映像アーカイブに携わる。

戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材としたドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』(2016年)監督
東京都美術館 企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」にて映像インスタレーション『Making of BENTO』(2018年)展示
電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」(2018年)プロデューサー
旧神奈川県立近代美術館 鎌倉の改修工事の記録「再生される白い建物ー 改修工事の軌跡 2017-2019」(2019年)監督
藤沢市湘南台文化センターこども館30周年記念事業 市民映像制作「SFショートムービー(プラネタリウム上映)」(2019年)企画、監修

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